もこもこで、ぷっくりとした温もりが、なんとも味わいのある毛糸刺繍のタペサリア。
ヨーロッパから持ち込まれたクロスステッチを用いたタペサリア刺繍は、ブラジルでも強く根付いた文化です。
毛糸の密集感があるのでほつれづらく、耐久性もよいので、カーペットやマットなどに使用するのが一般的でした。
昔ながらの優しい色彩と絵柄を、カーペットなどの大きな物に刺繍するタペサリアが主流でしたが、最近は、キーホルダーや、お財布、アクセサリーなどの小物にもタペサリア刺繍を施したものが生み出されています。
クリエイターのデザインしたタペサリアブランドなどもあり、海外でもブラジルのタペサリア刺繍が注目されています。
カラフルで目を惹くタペサリア小物は、古き良きヨーロッパ文化にブラジルのラテンスパイスをプラスして、よりスタイリッシュにファッション小物としても取り入れられるように進化していったようです。
日本でもタペサリア刺繍ができる講座があるので、“タペサリア”を体験してみるのもいいですね。