ブラジルカンガの起源
カンガは19世紀の中頃にアフリカのザンジバル島やモンバサ近辺の女性たちが、ハンカチ用の布を縫い合わせて大きな布として利用し始めたのが始まりと言われています。アフリカでは一般的に「Kanga」と表記しますが、ブラジルではポルトガル語のスペルにならい「Canga」となりました。読み方はどちらも「カンガ」です。
カンガとは、スワヒリ語でホロホロ鳥という意味です。黒色に白い斑点を特徴とするアフリカ西部を由来とする鳥です。黒地に白い斑点の布をまとった人の姿が、ホロホロ鳥に似ていたことから「カンガ」と呼ばれるようになりました。
その後アフリカから移民とともにブラジルへ渡り、今ではブラジルの人々にとって生活に欠かせないマストアイテムになりました。民族の伝統柄が多いアフリカのカンガと比べると、ブラジルカンガは、風景や絵を1枚布に描いたり、よりアーティスティックな柄が好まれました。身体に巻く服としてだけではなく、活用方法を広げたブラジル人の生活スタイルが、デザインの多様性を生み出しました。
カンガの使い方は100通り以上とも
サイズはデザインによって多少の違いはありますが、おおよそ110cm×170cmくらいで、大人がゆったり寝転んでも十分な大きさのサイズ感です。その使い方は100通り以上もあるといわれています。
・ショールやストールとして
・アウトドアで敷物としてやタオル代わりに
・お部屋のインテリアファブリックとして壁に飾ったり
・テーブルクロスやソファカバーとして
・ひざ掛けや、スリングとして
・結び方のアレンジでバッグや服として
などなど。
ブラジルカンガは、カラフルで発色の良いもの、使いやすい柄が多いので、日常に取り入れやすいアイテムです。さらっとした薄手生地で肌触りが良く、折りたためばコンパクトになり持ち運びにも収納にも最適です。
公園でのレジャーや、ちょっとした模様替えなど、季節や気分で使い分けて彩りのある素敵な毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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